亥の子餅!?

マナ

2007年11月14日 01:23

11月13、25日は「亥の日」旧暦で10月は亥(十二支のいのしし)の月。

胡麻や小豆餡を入れて猪子を模した「亥の子餅」を、
初冬の亥の日、亥の刻(午後9時から11時)にこれを食べ、無病息災
子孫が繁栄するといわれてきました。

中国の俗信に基づいて、わが国でも平安朝(寛平以前)以来行なわれてきたんです。

この日に、火入れをすると、火災を逃れるとされ、
茶道では、この玄の日に炉を開く習慣があります。
「炉の日」とも言われてます。

旧暦で10月が「いのしし」なのかって言うと、

十二支を12ヶ月の月に当てはめると、亥の月は旧暦の10月にあたるんです。

今で言えば11月10日くらいから12月の初旬くらい。

そして亥の月、子の月、丑の月と続く3ヶ月間の冬の最初でもあります。


1年の中の「亥」は、1年が収束して、種になって地中に戻っていく時期なので、
何かを発散するよりも、冬を乗り越えていくためのエネルギーをどんどん貯め込んで、
厳しい冬を乗り越え、春を迎る為に、勢いよく新芽を出すことができるための
エネルギーを持っています。
イノシシは縁起物、ぐんぐん成功に向かって走っていく意味があります。

そんな訳で、私は今日デパートで「玄の子餅」を買いましたよ~。
もちろん、こだわって亥の刻ギリギリ、夜遅くにかかわらず、ありがたく頂きました
ちゃんと、和菓子屋さんには11月の生菓子として、置いてあるんですね。

日本の古くから伝わる風習を、新宿伊勢丹にて発見できるとは、、
流行の最先端を行ってるだけじゃないんですね
参りました。


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